町内会の連絡って、紙の回覧板や掲示板、口頭での伝達など、いろいろな方法がありますよね。でも、生活の中心はスマホ一つに収まり始めているこの時代。これらの方法だと「見逃した」「伝わっていなかった」なんてことも。そこで、最近注目されているのが「LINE」を活用した連絡手段です。
「LINEで町内会の連絡？」「そんなのうまくいくの？」と思われるかもしれませんが、実際に導入してみると、意外とスムーズに運営できるんです。今回は、実際にLINEを活用した町内会の事例を交えながら、そのメリットや注意点をご紹介します。
やってみたらこんな感じ！LINEでの町内会活用例
ある町内会では、従来の回覧板や掲示板だけでは情報伝達が遅れがちで、特に若い世代への情報共有が課題となっていました。そこで、LINEを活用することを決定。まずは、役員でLINE公式アカウントを作成し、住民への周知を開始しました。
では、実際LINEを導入することでどんなことができるようになるのでしょうか？いくつかの活用事例を見てみました。
いざという時も安心！災害情報をサッと届ける
LINEを活用することで、災害時の情報共有が迅速になりました。例えば、大雨による避難情報や地震発生時の安否確認など、リアルタイムで情報を発信できるようになり、住民の安全確保に役立っています。
回覧板いらず？毎日のお知らせもLINEで簡単に
ゴミ収集日の変更や町内会費の納入案内、地域のイベント情報など、従来は紙ベースで行っていたお知らせをLINEで一斉配信することで、住民への伝達漏れが減少しました。また、写真や動画も添付できるため、視覚的にわかりやすい情報発信が可能となりました。
必要な人にだけお届け！便利なグループ分け活用
LINEのタグ付け機能を活用することで、特定のグループにだけ情報を送ることができるようになりました。例えば、役員だけに会議の案内を送る、子育て世帯向けの情報を配信するなど、必要な人に必要な情報だけを届けることができ、効率的な情報共有が実現しました。
LINEを使うときのちょっとしたコツと気をつけたいこと
LINE導入時には、いくつかの注意点と工夫が必要です。
スマホが苦手でも大丈夫！みんなに届く工夫
高齢者の中には、スマートフォンやLINEを使っていない方もいます。そのため、LINEだけでなく、回覧板や掲示板など、従来の方法も併用することで、すべての住民に情報が届くよう配慮しました。
みんなの安心も大事！個人情報の守り方
LINEグループでは、メンバー同士の連絡が可能となりますが、これがプライバシーの懸念となることがあります。そのため、LINE公式アカウントの「コミュニティプラン」を活用し、住民同士の連絡を制限することで、プライバシーを守りました。
忙しい役員も助かる！ちょっとした便利ワザ
毎回同じ内容の連絡を手作業で行うのは大変です。そこで、LINE公式アカウントの「リッチメニュー」機能を活用し、よく使う連絡内容をボタン一つで送信できるようにするなど、運用の効率化を図りました。
LINEで町内会が変わる！これからの楽しみ方
LINEを活用した町内会の連絡は、情報共有の迅速化や効率化、住民の参加促進など、さまざまなメリットをもたらしました。今後は、さらに多くの町内会での導入が進むことが期待されます。
「デジ町 町内会LINE」などのツールを活用することで、LINE上での回覧板や集金、役員引継ぎなど、さまざまな業務をデジタル化することが可能です。これにより、地域活動の負担軽減や効率化が進み、より活気ある町内会づくりが実現できるでしょう。
ほっこり地域つながりの話〜LINEがくれたもの〜
町内会の活動は、地域のつながりを深め、安心・安全な暮らしを支える大切なものです。LINEを活用することで、より多くの住民が参加しやすくなり、活動が活性化することが期待されます。ぜひ、LINEを活用した町内会の連絡方法を検討してみてはいかがでしょうか。
